親知らずの抜歯


当院での親知らずの抜歯は、局所麻酔(虫歯治療などの際、歯茎に行う部分麻酔)下での処置となります。


『4本の親知らずをまとめての抜歯』 や 『下あごの左右の親知らずを同時に抜歯』 することは、身体へのダメージが大きくなるため、当院では行いません。

最大でも 片側上下 の抜歯 となります。

 

*)ただし、埋まり方によっては、1本ずつをお勧めする場合もあります。

**)まとめての抜歯を希望される方は、近在の病院・口腔外科へ紹介させていただくことも可能です。



抜歯後、必ず 傷口の経過を診せにきてください。下記①~③の受診が可能な日程での予約をお願いします。


 ①術後の翌日 または 翌々日 に受診してください。消毒、鎮痛剤の効果確認、追加、必要に応じて変薬を行います。


 ②術後の1週間後 目安に 必ず 「糸抜き」にきてください。

 ③必要に応じて、2~3週間後の経過観察を行います。


術後、傷口が落ち着くまで、3~4週間ほどかかります。必要に応じて、しっかり経過を診ますので、必要に応じての受診をお願いします。


抜歯中、麻酔が効いていますので、痛みはありません。しかし、骨を削るため響く、顎が押される、力がかかることはあります。


*)意識がある状態での外科処置が怖い、響く感じや音が怖い方は、病院・口腔外科への入院・鎮静(ウトウトする麻酔)下または全身麻酔下での処置をお勧めします。紹介状を作成し、病院を紹介させていただきます。



抜歯時、歯茎の切開、顎の骨を削る、歯を分割する、糸で縫う処置が必要です。



●術後、腫れます。2~3日目がピークとなることが多く、大体1週間程度腫れが持続することもあります。

 ⇒よって、大事な予定(写真撮影や旅行、大事な商談、面接など…)を控えている時期には処置を受けないようにお願いします。


●術後、痛みがあります。痛み止めにて、ある程度コントロールできますが、「全く痛くない」状態にはならないです。

 ⇒よって、大事な予定(試験、試験前の勉強、忙しい時期、大会など…)を控えている時期には処置を受けないようにお願いします。


●術後、2~3日程度は滲む程度の出血があります。

 ⇒よって、術後に予定がないよう(運動、飲酒、旅行、出張など…)心掛けてください。


●喫煙者の方は、禁煙してください。傷の治りが悪くなります。


*)親知らずは様々な埋まり方をするため、抜き方によって身体へのダメージは異なります。ここでは、よくある埋まり方である横向きに埋まっている親知らずの抜歯を想定して注意事項を記載しました。




よくある質問



Q-1):親知らずは、絶対に抜かないといけない?

A)何度も腫れや痛みを繰り返している親知らず や 隣の歯の虫歯の原因になっている親知らず、他の歯の治療のために邪魔な親知らず などは抜歯を強く勧めます。

完全に骨内に埋まっており、臨床的な症状(腫れ、痛み、違和感など)を伴わない親知らずは、場合によっては保存でも良いかも知れません(高齢の方で、抜歯時の侵襲が大きい場合など)。

しかし、今まで症状がなくても、今後悪影響を及ぼす可能性がある親知らずは、抜歯をお勧めします。


Q-2):親知らずを抜くのにどれくらい時間がかかる?

当院では、初診時に抜歯を行う場合が多く、画像検査+説明+処置=約1時間を設けております(年齢により少し長めにお時間を設定する場合もあります)。処置自体は、大体10~20分程度で終了します。

かなり深い位置に埋まっている親知らず、炎症が強い場合、術後の受診(洗浄、抜糸、経過観察)が、困難 等の患者様は、後日に改めての処置となります。


Q-3)親知らずの抜歯はいくらかかる?

上下のどちらの親知らずを抜くか、親知らずの向き、埋まり方(骨にどれほど埋まっているか)によって大きく料金が異なります。

また、①初診時に抜歯を行う、②初診時は説明・再診時に抜歯を行う。では、料金が異なります(再診料より初診料の方が高いため)。

さらに、診断のための画像を紹介先の歯科医院から持参されるか、当院にて撮影行うか、CT撮影(神経が近い、根の形態が複雑など)が、必要か否かによって料金が異なります。


*注意*

~矯正治療のための親知らず抜歯に関して~

若年者(10~15歳程度)の親知らず抜歯に関しては、埋まっている状態、症状などによって、保険適応とならない可能性がありますので、ご了承ください。


最も料金が高くなるケース(保険適応時)

~初診時にパノラマ写真 + CT写真 を当院にて撮影、下顎水平埋伏智歯(横向きに埋まっている歯)を1本抜歯した場合~

⇒ 保険適応3割負担にて、1万円弱 を目安にしてください。